自殺者、12年連続3万人=9月以降は減少続く−警察庁

 警察庁は25日、今年1〜11月の自殺者が3万181人(暫定値)となったと発表した。12月を残して12年連続で3万人を超えた上、通年で3万2249人が自殺した昨年同期より445人(1.5%)多い。
 自殺者は、月別で前年との増減が比較できるようになった今年1月から8カ月連続で昨年を上回った。完全失業率(季節調整値)が5年5カ月ぶりに5%台に乗った4月や5月は、昨年より200人近くも増えたが、9月以降は景気が急速に悪化していた昨年を3カ月連続で下回っている。
 1〜11月の自殺者のうち、男性は2万1566人、女性は8615人。 
(2009年12月25日 時事通信