労災:自殺男性を認定 沖電気関連会社に出向中

 沖電気ネットワークインテグレーション(埼玉県蕨市)のシステムエンジニアの男性(当時35歳)が09年8月に飛び降り自殺したのは、過重労働と心理的負荷によるものだとして、亀戸労働基準監督署が3日付で労災認定していたことが分かった。弁護士らが7日、会見し明らかにした。
 男性は98年に沖電気工業(東京都港区)に入社して05年7月に出向。08年8月に「うつ病エピソード」と診断され休職。同12月に復職していた。弁護士がパソコンの記録などを調べたところ、男性の残業時間は休職前2カ月が月100時間超、復職後も平均60〜80時間に達していたという。
 沖電気ネットワークインテグレーション総務部は「詳細が分かっていないのでコメントできない」としている。
(2011年2月7日 毎日新聞