左遷や執拗いじめは労災=審査は早く、幅広く―精神疾患の認定基準見直しへ・厚労省

 仕事が原因で精神疾患を発症した人の労災認定基準について見直しを進めていた厚生労働省有識者検討会は21日、左遷や執拗(しつよう)ないじめを受けていた場合、原則的に労災とみなすことを求める報告書をまとめた。審査を迅速化し、積極的に労災を認定することも求めた。厚労省は今後認定基準を変更し、実際の審査に当たる各地の労働基準監督署に向け通達を出す。
(2011年10月21日 時事通信